FAQ / 設定とトラブルシューティング

Clash よくある質問

まず設定が有効かを確認し、次に通信がクライアントに届いているかを調べましょう。サブスクリプションの読み込み、ノードの速度測定、アプリの通信は、それぞれ別の確認項目です。以下の分類から該当する問題を探し、設定は一度に1つだけ変更して、結果を確認してから次に進んでください。

初期設定は使い方ガイドをご覧ください。各プラットフォームのインストール方法やネットワーク設定を確認する場合は、総合マニュアルをご利用ください。質問をクリックすると回答が開きます。

基礎知識

クライアント、サブスクリプション、動作モード、システム権限を区別して、同じ箇所を何度も試すのを避けましょう。

Clashをインストールしたのに、サブスクリプションURLが必要なのはなぜですか?

クライアントは設定の読み込み、ルールの照合、通信の転送を行います。インストールしただけで、利用可能なプロキシ接続が自動的に用意されるわけではありません。サブスクリプションURLは設定を取得するためのアドレスで、通常はノード、プロキシグループ、ルールが含まれますが、ノードのみの場合もあります。設定の提供元にClashまたはmihomoに対応しているか確認してから、クライアントに読み込んでください。読み込みに成功しても、設定を読み取れたことを示すだけです。サービスが有効か、プロキシグループで接続先を選択したか、システムの通信がクライアントに転送されているかも確認しましょう。当サイトではクライアントの入手先と設定方法を案内していますが、サブスクリプションやノードは提供していません。

スマートフォンとPCでは、どのクライアントを選べばよいですか?

まずOSに合わせて選び、次に設定との互換性を確認します。最初にClash Plusを候補として調べる方法があります。Androidではインストールパッケージのアーキテクチャとシステム要件も確認し、iOSではApp Storeからインストールします。PCではルール編集、サービスモード、TUN設定の必要性に応じて選びましょう。画面が似ていても、同じ機能やコアを備えているとは限りません。特定のプロトコルやルール項目を含むサブスクリプションは、クライアントのコアと対応範囲を確認してください。既存の設定がある場合は先にバックアップし、移行後に項目ごとに動作を確認します。画面上の名称だけで、そのまま使えると判断しないでください。

ルールモード、グローバルモード、DIRECTモードの違いは何ですか?

ルールモードは設定内のルールに従って接続先を振り分けるため、日常利用に適しています。グローバルモードは通常、コアに届いた接続をグローバル用のプロキシグループに送ります。DIRECTモードでは、これらの接続が宛先へ直接アクセスします。グローバルモードにしても、スマートフォンやPCの全通信が自動的に転送されるわけではありません。転送の有無はシステムプロキシ、TUN、モバイル端末のVPN接続に左右されます。原因を切り分ける際は、一時的にグローバルモードにして利用可能なノードを選び、ルールが原因か確認できます。確認後はルールモードに戻し、一時的なテスト設定をそのまま使い続けないようにしましょう。

AndroidのVpnServiceの許可は、リモートVPNアカウントのことですか?

いいえ。VpnServiceはAndroidが提供するシステムAPIです。クライアントはこれを使ってローカルの仮想ネットワーク接続を作成し、設定に従って接続内の通信を処理します。初回起動時に表示されるVPN接続の許可は、通信をクライアントに転送するために必要な権限であり、システムがリモート接続を提供するという意味ではありません。許可後も、有効な設定と利用できる接続先が必要です。同じユーザーまたは仕事用プロファイルでは、通常のVPN接続を複数のアプリで同時に利用できないことがあります。起動直後に切断される場合は、ほかのVPN、通信高速化アプリ、ローカルVPNを使用するフィルタリングアプリを確認してください。

トラブルの相談時に、公開してはいけない情報は何ですか?

サブスクリプションURL、ノードのパスワード、アクセストークン、コントロール用インターフェースのキーは必ず隠してください。サブスクリプションURLは普通のWebアドレスに見えても、パスやパラメーターに認証情報が含まれていることがあります。ログを共有する前に、完全なリクエストURL、アカウント情報、プライベートネットワークのアドレスが含まれていないか確認しましょう。スクリーンショットでは設定の詳細やQRコードも隠してください。相談時に必要なのは、通常、OSのバージョン、クライアント名、コア情報、発生時刻、機密情報を除いたエラー箇所です。URLを公開してしまった場合は、設定の提供元で認証情報を再発行してください。投稿を削除しても、コピー済みのURLは無効になりません。

クライアント選びのガイドを見る →

インストールと設定

設定の読み込み、接続先の選択、権限の許可、接続開始の順に確認します。クライアントによってメニュー名は多少異なります。

ClashのサブスクリプションURLを読み込んだ後、設定が有効になったか確認するには?

クライアントの設定またはサブスクリプション画面を開き、「URLから追加」を選んで完全なURLを貼り付け、保存します。ダウンロードと解析が終わったら、その設定を選択して現在の設定として有効にしてください。リストに表示されているだけでは有効とは限りません。次にプロキシまたはプロキシグループの画面を開き、ノードが表示されることを確認します。手動選択型のグループでは接続先を指定してください。最後に接続を開始し、システムの案内に従って権限を許可してから、テスト用のページにアクセスします。ノードのみのサブスクリプションを読み込んだ場合は、クライアントが対応する方法でプロキシグループとルールを補う必要があります。ノード一覧だけで設定が完成したと考えないでください。

サブスクリプションの更新時に「無効」、401、403と表示される場合は?

まずURLが完全か、余分な空白や改行がないか、共有用のWebページURLをコピーしていないか確認します。401は一般に認証に関連し、403は権限やアクセス制限が原因の可能性がありますが、詳細は提供元の案内を確認してください。サービスの管理画面にログインして、有効期限、通信量、サブスクリプションURLが再発行されていないかを確認し、新しいURLを元の設定項目に貼り付けて更新します。ログイン画面、認証画面、エラー画面が返されている場合、クライアントはYAML設定として解析できません。見知らぬオンライン変換サービスに何度もURLを送らないでください。変換が必要な場合は、URLが誰に渡るのかを事前に確認しましょう。

TUNモードが起動しません。root権限や管理者権限は必須ですか?

プラットフォームによって異なります。Androidクライアントは通常VpnServiceで通信を転送するため、PC向けの管理者権限の手順をそのまま適用しないでください。root権限も必ず必要とは限りません。WindowsのTUNはクライアントのサービスや昇格した権限を必要とすることが多く、macOSでは補助コンポーネントのインストールと許可が必要な場合があります。まず接続を切り、クライアントの説明に従ってサービスをインストールしてから、接続を再開し起動ログを確認します。それでも失敗する場合は、仮想ネットワークアダプター、ほかのVPN、セキュリティソフトとの競合を調べてください。エラーを消すためにシステム保護をすべて無効にせず、権限、ドライバー、ルーティングに関する具体的なエラーを確認しましょう。

iOSでVPN構成の追加を求められた場合、何を確認すればよいですか?

ネットワーク拡張機能を使うクライアントでは、初回接続時にiOSからVPN構成の追加を求められ、端末の認証が必要になることもあります。インストールしたクライアントが表示させた確認画面であることを確かめ、システムの手順に従って許可してください。アプリが作成するVPN構成と、別途ダウンロードするデバイス管理プロファイルは別のものです。不明な管理プロファイルのインストールを、一般的な接続手順として扱わないでください。許可後も接続できない場合は、クライアントに戻ってサブスクリプション、プロキシグループ、ログを確認します。組織の管理下にある端末では、管理ポリシーによって権限が制限されている場合があるため、端末管理者に確認してください。

システムプロキシを有効にしても、一部のアプリが直接接続するのはなぜですか?

システムプロキシはアプリにプロキシのアドレスを知らせるだけで、すべてのプログラムが従うとは限りません。まずクライアントのコアが動作していることと、システムプロキシがこの端末の正しい待ち受けポートを指していることを確認します。次に、ブラウザーやアプリ側で個別のプロキシが設定されていないか調べてください。独自のネットワーク処理を使うプログラムや、直接接続するプログラムでは、アプリ内でプロキシを設定するか、ルーティングへの影響を理解したうえでTUNを使用します。クライアントを終了する前に、システムプロキシを正しく無効にしてください。クライアントが停止しているのにシステムプロキシの参照先がそのままだと、プロキシに従うアプリがインターネットに接続できなくなることがあります。会社の端末では、管理対象のプロキシ設定にも注意してください。

初回接続の手順を見る →

使い方のヒント

接続できたら、ノード選択、ルール、アプリの互換性を調整しましょう。速度測定の表示だけでなく、実際のアクセス結果を基準にしてください。

Clashのノード遅延テストは正常なのに、Webページが開かないのはなぜですか?

遅延テストで分かるのは、ノードから指定されたテスト先へのアクセス結果だけです。すべてのWebサイト、プロトコル、ダウンロードが正常とは限りません。まず対象の通信が実際にどのプロキシグループに振り分けられているかを確認し、そのグループで現在選択されているノードを調べます。テストしたノードと実際に使っているノードが異なる場合があるためです。次に対象ドメインの名前解決結果、接続ログ、ルールの適用状況を確認します。テスト先自体に接続できない場合も誤判定につながるため、実際の接続先サービスでも確認してください。遅延の短さだけを重視せず、接続の安定性、接続先への到達性、サービスの残り通信量も考慮しましょう。

url-test、fallback、手動選択のプロキシグループはどう使い分けますか?

接続先を固定したい場合は、selectの手動選択型プロキシグループを使います。テスト結果に応じて遅延の小さい接続先を選びたい場合はurl-test、リストの先頭から利用可能な接続先を優先し、障害時に切り替えたい場合はfallbackが適しています。いずれもテスト先と確認間隔に依存するため、切り替えは即時とは限りません。サブスクリプションに該当するプロキシグループが定義されていることを確認してから、クライアントで選択してください。グループ名だけ変更しても動作は変わりません。設定を変更する前にコピーを保存し、サブスクリプション更新後は手動変更が上書きされていないか確認します。セッションの安定性が重要なサービスでは、自動切り替えの利用に特に注意してください。

Clashのカスタムルールはどこに追加すればよいですか?更新後に消えないようにするには?

ルールは通常、上から順に照合されます。具体的なドメインルールは、広範囲に適用されるルールや末尾のフォールバックルールより前に配置してください。ルールが参照するプロキシ名が実際に存在することを確認したうえで、クライアントの上書き、マージ、永続ルールなどの機能を使って変更を保存します。サブスクリプションからダウンロードしたファイルを直接編集すると、次回の更新で置き換えられることがあります。ルールを追加したら設定を再読み込みし、ログで適用結果を確認してください。アプリは複数のドメインに接続することが多いため、トップページのドメインを1つ追加するだけでは不十分な場合があります。実際の接続状況を見ながら調整し、理由を説明できないルールを一度に大量に追加しないでください。

LAN接続を許可した後、ほかの端末からプロキシを使うには?

まず2台の端末を相互に通信できる同じLANに接続します。プロキシを提供するクライアントでLAN接続を許可し、待ち受けアドレスとプロキシポートを確認してください。ほかの端末のプロキシサーバーには、この端末のLAN内IPアドレスを入力します。各端末自身のループバックアドレスではありません。接続できない場合は、ホストのファイアウォール、ゲストネットワークの分離、無線LANのクライアント分離を確認します。信頼できるネットワークでのみ有効にし、クライアントが対応している場合はアクセス制御や認証を設定してください。待ち受けポートをインターネットに直接公開しないでください。スマートフォンのテザリングや一部の学校ネットワークでは、端末間通信が制限されることがあるため個別に確認が必要です。

WindowsのストアアプリでUWPのループバック制限が発生した場合は?

一部のUWPまたはAppContainerアプリがシステムプロキシ経由でローカルのプロキシポートに接続すると、ループバック分離の制限を受ける場合があります。ただし、ストアアプリがすべて該当するわけではありません。まず通常のブラウザーが同じプロキシで通信できることを確認し、影響を受けているアプリを特定します。クライアントにループバックの除外ツールがある場合は、必要な権限で実行し、対象アプリだけを除外してから、そのアプリを完全に終了して再起動してください。TUNで通信を転送する方法も検討できますが、実際の動作確認が必要です。すべてのアプリをまとめて除外したり、リモートノードの障害をローカルのループバック問題と取り違えたりしないでください。

ルールとネットワークスタックの用語を見る →

トラブルシューティング

エラーの発生時刻と、関連する最初のログを記録してください。現在の設定を残したまま、基本ネットワーク、権限、名前解決、通信の転送を順に切り分けます。

すべてのノードがタイムアウトする場合、どの順番で確認すればよいですか?

まずプロキシを無効にして、基本のインターネット接続が正常か確認します。Wi-Fiのログイン認証を済ませ、端末の日時が正しいことも確認してください。次にサブスクリプションが有効か、ノード一覧が古いキャッシュではないかを調べ、ほかのVPNが接続を使用していないか確認します。クライアントのコアを再起動し、ノードを1つ選んで実際の接続先にアクセスし、関連する最初のエラーを確認してください。速度測定だけがタイムアウトする場合は、信頼できて接続可能なテスト先で再確認します。ログにサーバー接続の失敗がある場合は、モバイルデータ通信や別のネットワークに切り替えて比較しましょう。最初から再インストールしたり設定を削除したりすると、原因特定に役立つ状態が失われることがあります。

Androidで画面ロック後に切断されます。バッテリー最適化の対象外にするには?

システムのアプリ設定でクライアントを開き、バッテリー使用を「バックグラウンドでの実行を許可」または「制限なし」に変更します。スマートフォンのメーカー設定に従い、必要な自動起動権限も許可してください。端末によっては最近使ったアプリの画面でクライアントをロックする必要もありますが、これはバッテリー設定の代わりにはなりません。数分間画面をロックしてから解除し、VPNアイコン、通知、ログが引き続き表示されているか確認します。必要に応じてVPNの常時接続を有効にできます。「VPNなしの接続をブロック」を有効にすると、クライアント切断時に通信が遮断されるため、内容を理解してから設定してください。それでもプロセスが終了する場合は、システムの省電力モードとメーカー独自のバックグラウンド管理を確認します。

ログにDNS名前解決失敗やfake-ip関連のエラーが出る場合は?

DNSはドメイン名をIPアドレスに変換する仕組みです。まずサブスクリプションに設定されているDNSを確認し、上流のDNSサービスに現在のネットワークからアクセスできるか、また自身のドメイン解決が先に必要になる循環依存がないかを調べます。fake-ipは仮想アドレスとコアのマッピングを使ってドメインを処理する方式です。見慣れないアドレスだからといって、異常と判断しないでください。互換性に問題があるLAN内サービスやアプリがある場合は、コアの説明に従って除外設定を調整し、変更後はクライアントの機能で関連キャッシュを消去します。システムのプライベートDNS、ブラウザーのセキュアDNS、クライアントの設定で名前解決経路が分かれていないかも確認してください。

Wi-Fiでは使えるのにモバイルデータ通信では使えません。IPv6が原因ですか?

可能性はありますが、すぐに断定はできません。Wi-Fiとモバイルデータ通信では、IPv6、DNS、UDP対応、ルーティング制限が異なる場合があります。同じノード、同じ接続先、同じモードを保ち、接続するネットワークだけを切り替えて比較してから、ログの名前解決結果と接続エラーを確認してください。IPv6が疑われる場合は、クライアントで対応する設定を一時的に無効にし、再接続して確認します。DNSのIPv6設定と、システムの通信がどこまで転送されるかも確認してください。検証結果を見て変更を維持するか判断しましょう。IPv6の無効化をあらゆる障害への決まった対処法にしたり、複数の設定を同時に変更したりしないでください。

クライアントの移行や設定のリセット前に、何をバックアップすべきですか?

まずサブスクリプションの提供元、現在有効な設定、手動ルール、上書き内容、プロキシグループの選択、DNS設定を記録します。必要に応じて、クライアントが対応するバックアップファイルをエクスポートしてください。バックアップには認証情報が含まれる場合があるため、安全な場所に保管します。移行時は、旧クライアントの接続とシステムプロキシを先に無効にしてから新しいクライアントに設定を読み込み、ポートやVPN接続の競合を避けます。旧クライアント固有の項目をすべてそのままコピーせず、新しいコアが対応しているか確認してください。接続が復旧したら、Webページ、よく使うアプリ、LANアクセス、画面ロック後の状態を順に確認してから、古い設定を削除します。